校長メッセージ

2019年7月の記事一覧

1学期終業式校長講話

             誰がいい学校にするのか?

 今日で令和元年度1学期が終了します。皆さん、1学期はどうでしたか?満足できる時間を過ごしましたか?目標に向かって努力し、達成感を得ている人もいるでしょうし、そうでない人もいるでしょう。それぞれの成果と課題をしっかり見つめなおし、2学期に向かってください。特に成績で思いどおりにいかなかった人はしっかり反省し、この夏休みに軌道修正をして取り戻してください。また、部活動を引退する3年生諸君は、部活動で学んだこと、経験を活かして、これからの進路実現に邁進してください。

 さて、今日は「誰がいい学校にするか」についてお話します。

  私は校長として1年と4か月、所沢商業高校をいい学校にしたいと願ってやってきました。中学生にとって「是非、行きたい」と思ってもらえる学校、保護者に「是非、行かせたい」と思ってもらえる学校。地元の人たちにも「是非、応援したい。」と思ってもらえる学校になってほしいと思ってやってきました。先生方も同じ気持ちだと思います。皆さんにとっても自分の母校ですから「所商っていい学校だね」と言ってもらえばうれしいと思います。

 それでは、誰が所商をいい学校にすることができるのでしょう。正直言って、校長の力は微力です。私一人では何もできません。先生方も日々がんばっていますが限界があります。もう答えはわかっていると思いますが、所商をいい学校にできるのは、ここにいる697人の生徒です。皆さん一人ひとりです。

 世間から評価される目に見える実績、例えば進路実績、資格取得の実績、また部活動の実績、先生方は後方支援はできますが、実際に実績を作るのはここにいる皆さんです。

 そしてこうした目に見える実績は所商に対する世間の評価にとって大切ですが、それと同じぐらい、いや、もしかしたらそれより大事なことがあります。それは皆さん一人ひとりの振る舞いや人格かもしれません。

  埼玉県の東部に庄和高校という県立高校があります。5月11日の午後、庄和高校の3年生男子4人が東武線の踏切内で、自転車ごと倒れ、動けなくなっている老人をとっさの判断で救いだしました。警報機が鳴り、遮断機が下り始めている中、非常停止ボタンを押して老人を踏切の外に救出しました。その後、春日部警察からこの4人の生徒に感謝状が贈られ、大きく新聞などに報道されました。これを見た県民は、「勇敢で親切な高校生だ。庄和高校はいい教育をしているのだろう。」と学校を高く評価します。

  本校でもこの庄和高校のような新聞に載る話ではありませんが、同じような嬉しいことがありました。先日、ある会合で地元のスクールガードリーダーのボランティアをやっているおじさんに話しかけられました。スクールガードリーダーは、毎朝、小中学生の通学路に立って交通安全を見守る人たちです。そのおじさんは、「先日、所商生とすれちがったところ、その男子生徒は、ポケットに入れていた手を、すっと外に出して丁寧に『おはようございます。』と挨拶してくれました。とても気持ちよかったですよ。所商はいい教育をしていますね。私の孫には是非、所商に行ってほしいですよ。」と言われました。私は校長として、本当に嬉しい気持ちになりました。もしこれが、自転車マナーなどを注意されて「うるせーじじー」などと言っていたら、言われたおじさんは「なんという高校生だ、所商はとんでもない学校だ。うちの孫には絶対、所商には行かせない」となるでしょう。

  学校の評判、評価とはそういうものです。ここにいる697人一人ひとりの振る舞い、言動、人間性が所商の評価を決めてしまうのです。皆さんの振る舞い次第で、「素晴らしい高校生だ。所商はいい教育をしているな。」となるのです。実際に「体験入学」や「学校説明会」のアンケートの結果を見ると、「在校生のお話や態度が大変よかった。とても参考になった。もっと在校生の話を聞きたい」という意見が圧倒的に多いのです。皆さんが所商の評価そのものなのです。

  明日から、約40日の長い夏休みが始まります。是非、所商っていい学校だなーと思ってもらえる振る舞いをしてほしいと思います。

  それでは、9月2日に全員、元気な顔を見せてください。以上です。