校長メッセージ

2018年12月の記事一覧

2学期終業式校長講話

SDGs

 

 2学期も今日で終わりです。9月からの4ヵ月はどうでしたか?自分が満足できる生活が送れましたか?今回、成績のふるわなかった約70名の生徒諸君は、特にしっかり反省し、生活態度を改め3学期がんばってください。

 先日、進路指導部から12月19日現在の進路状況の報告がありました。その報告によると195名の3年生が進路先を決めているそうです。就職が102名、進学が93名だそうです。残り約30人はこれからだそうです。是非、がんばって卒業までに進路先を決めてください。また、3年生全員にお願いです。卒業まで所商生としての自覚を持って生活してください。

 今週の火曜日に3年生が2年生の教室に行って進路決定までの経験を語る進路報告会がありました。そこでほとんどの3年生が2年生に話していた事は「遅刻、欠席をしないこと。日頃からしっかり勉強してある程度の評定平均をキープすること、資格をたくさん取ること」でした。これは就職でも進学でも変わらない事で、日頃から、先生方が諸君に言っていることだと思います。しかし実際に進路を決めた3年生の先輩から聞くと身近に感じますよね。是非、1、2年生諸君は、この先輩のくれたアドバイスを心に留めて、生活してほしいと思います。

 さて、今日はSDGsについてお話したいと思います。SDGsって聞いたことありますか?日本語で言うと「持続可能な開発目標」と言います。これは、20159月に国連で開かれたサミットの中で決められた、2015年から2030年までの長期的な国際社会の共通目標です。このSDGsの特徴は、途上国も先進国も関係なく世界の全て国が取り組まなければならない目標であるということです。SDGsの前に2000年に国連で採択された「MDGs(ミレニアム開発目標)」がありました。このMDGsは「貧困の撲滅、乳幼児死亡率の削減、初等教育の普及、エイズやマラリアの蔓延防止など、主に発展途上国の問題を解決することが目標でした。しかし2015年にある程度、この目標が達成されたので、MDGsに変わる新たな世界の目標として定められたものです。

 この新たな目標で解決すべき一番の深刻な課題は何だかわかりますか?そう、地球温暖化、気候変動です。地球温暖化の問題は深刻です。我が国でも今年の異常気象、度重なる災害が発生し、諸君も実感したと思います。しかも、この問題は先進国だけ、途上国だけでは解決できません。世界全体で取り組まなければならない問題です。簡単に言えばこのSDGsは、地球が持続するための目標と言っていいと思います。

 日本政府も2016年5月に推進本部を内閣に立ち上げ、実施指針を決定したりしていますが、いち早くSDGsに注目し取り組んでいるのは経済界です。君たちに今、SDGsの話をしているのはなぜか?それは企業が今、真剣にこのことに取り組んでいるからです。もうすでに世界の企業は脱炭素、CO2を排出しない方向に舵を切っています。投資家や、金融機関は、このSDGsを基準としてどれだけ環境問題に取り組んでいるか、社会的責任を果たしているかで企業を評価し投資を決めています。

 君たちがいずれ社会に出て、企業に勤める時には、どの企業も地球環境を守る事業展開、CO2を排出しない取組を会社の経営方針の中心に据える時代になります。そうしないと企業として生き残れない世界になるのです。さらに、これを主体的に考えれば、君たちが企業を選ぶ時、環境問題をどれだけ考えている企業なのかを選択の基準にしてほしいと思います。その企業が社会の持続可能な発展にどれだけ貢献しているかをよく見てほしいと思います。そういう視点を会社選びの際、加えてほしいと思います。 

 そして、この話を君たちにするもう一つの理由は、君たちが商業高校の生徒であるからです。今回、新しくなった学習指導要領の商業教育の目標は、「経済社会の健全で持続可能な発展を担う職業人の育成」とあります。商業高校の生徒である君たちはこの教育目標「経済社会の健全で持続可能な発展を担う職業人」になるのだという自覚を持ってほしいと思います。君たちがいずれ結婚し、子供ができ、そして孫ができる頃にもこの地球が持続しているためには君たちの考え方、生き方が大変、大事であるということを忘れないでください。是非、興味を持って勉強してみてください。ちなみに最近、所商の図書館にも「知っていますか?SDGs」という本が入りましたので、是非読んでみて下さい。

 それでは、この冬休み、クリスマスやお正月と楽しいことがいっぱいありますが、節度ある生活をして、1月8日に元気に登校してください。