校長メッセージ

2018年6月の記事一覧

所商PTAだより 第103号 あいさつ

             相互理解

 この度、第18代校長として着任いたしました鈴木啓修です。保護者の皆様には、日頃より本校の教育活動について、ご理解をいただき温かいご支援をいただいていることにまずは感謝申し上げたいと存じます。日々有難うございます。

 さて、私はこの3月末までの2年間、独立行政法人国際協力機構(JICA)に長期研修という形で出向しておりました。海外に目を向けない内向きな若者が増えてきていると言われる中(実際のところ青年海外協力隊の応募数は年々減少しています。)、少しでも国際協力人材を育成するため、学校や教育委員会と連携して国際理解教育、開発教育の推進をしていくことが私の主な仕事でした。教員になって32年、初めて学校という教育現場を離れ全くの別世界に身を置くことになり、戸惑うことも多かったのですが学びも多くありました。その1つに「学校の常識と学校外の常識は大きく違う」ということでした。JICAのオフィズで周りの人に「学校の先生は電子メールの返信が遅い。朝に送信したメールの返信が夕方になる。」とよく言われました。たしかにJICA職員はデスクワークですから電子メールでのやり取りが主で大変迅速です。しかし、教員は教室で授業をするのが仕事、デスクでメールをチェックするのは夕方になってしまうのは普通です。しかしデスクワークをしている社会人にしてみれば数時間以内に返信がないのは非常識なようです。怠けているのではないかと思われてはいけないので、私はJICA職員には学校の教員の働き方を一生懸命、説明するよう心がけました。このようなちょっとした文化、習慣の違いは、いくらでもあります。また、こうしたちょっとした違いがお互いの誤解を生む原因になるのかもしれません。

 保護者の皆様もきっと、「学校って、教員って私の常識と違う!」と思ったことがあるかもしれません。そんな時、遠慮せず学校に聞いてほしいと思います。お互いに言いたいことを言わず我慢してしますのが一番よくないと考えています。分からない事、理解できない事を率直に尋ね、話し合い、理解しあうことこそが、学校と保護者のよい関係づくりにとって、一番の方法であると私は信じております。

 学校教育は各ご家庭のご理解とご協力なくしては成り立ちません。是非、今後も学校と保護者が同じ方向を見つめ、子供たちのために、いい教育をしていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。