校長メッセージ

第1学期終業式講話

 皆さん、おはようございます。

 はじめに、新型コロナウイルス感染症についてお話します。

 新型コロナウイルス感染症については、まだまだ収まる気配が見られません。東京は、4度目の緊急事態宣言となりました。所沢市も今日から再びまん延防止等重点措置が適用になりました。今回は、8月22日までとなっていますが、これまでの様子を見ていますとどうなるかわかりませんので、皆さんも十分気を付けて生活するようにしてください。変異株のウイルスが広がっており、若い人にも感染しやすいと言われています。明日から夏休みになりますが、1,2年生は主に部活動中心の生活、3年生は進路に向けた生活になると思います。陽性者になったり、濃厚接触者になったりすると関係する部活動が活動停止になったり、進路に向けた活動ができなくなったりしてしまいます。長い期間外に出られない生活をしなければなりませんので、うつらない、うつさないことを意識した生活をすることが重要です。もし、陽性者になったり、濃厚接触者になったりした場合や、感染について心配なことあった場合は、遠慮なく学校に連絡することもお願いします。また、陽性者や濃厚接触者が出た場合、その人たちに対して、詮索したり、誹謗中傷したり、SNSに載せたりするようなことは人権の侵害に当たりますので、そういうことは許されないことも頭に入れておいてください。 

 さて、早いもので、1学期が最終日となりました。皆さんにとって、どのような1学期だったでしょうか。よく頑張った、それなりに何とかやれたと思う人は、2学期になってその調子が持続できるように、夏休みも勉強や部活動など自分のやるべきことに引き続き頑張りましょう。頑張れたところもあるけど頑張り切れなかったところもあるなど少し後悔のある人は、後悔した部分について、勉強なり、部活動なり、その後悔したところを取り返すよう夏休みに取り組みましょう。あれもこれも頑張れなかったという後悔ばかりの人は、夏休みにやるべきことを整理して、今後の生活の立て直しを考え、その上でこの夏休みに少しでも取り返しましょう。すでに、今年度の3分の1が終わったということを頭に入れておいてください。明日からの夏休みは40日間あります。非常に長い時間ですが、始まればあっという間に過ぎていきます。この時間をどのように使ったか、このことが今年度の残りの過ごし方に大きく影響を及ぼしますので、そのつもりで夏休みを迎えてください。少しでも時間を無駄にしないよう過ごしてください。先日、私が努力について話をしましたが、この夏休みはその努力をするときの一つだと思います。

 今時間について触れましたが、時間について少しお話しします。時間は大切、時間を守る、など時間の重要性については、いつも言われていることと思います。では、なぜ時間は大切だったり、守らなければならなかったりするものなのでしょうか。皆さんは、時間について考えたことはありますでしょうか。これまでにも、たくさんの人が時間の大切さについて語っています。例えば、ホンダの創業者本田宗一郎さんは、「時間だけは神様が平等に与えて下さった。これをいかに有効に使うかはその人の才覚であって、うまく利用した人がこの世の中の成功者なんだ」と言っています。サッカーの本田圭佑選手は、「人生24時間の1日の中で余った時間は他にもあるわけですよ。それを他の奴が休んでいる間に走ることに着手すれば、プラスαこのちょっと伸びたら凄いことになる」と言っています。聖路加国際病院の医師で2017年に104歳で亡くなった日野原重明さんという方がいらっしゃいますが、この方は、長年に渡る全国での講演活動や多くの著作を通じ、医師としての立場・医療という領域を超え、いのちの大切さ、平和の尊さなどを、日本の子どもたちに訴えていた人です。この人は、「命はなぜ目に見えないか それは命とは君たちが持っている時間だからなんだよ 死んでしまったら自分で使える時間もなくなってしまう どうか一度しかない自分の時間、命をどのように使うかしっかり考えながら生きていってほしい さらに言えば、その命を今度は自分以外の何かのために使うことを学んでほしい」と言っています。

 このように、社会で活躍した人、している人がその人なりに時間の大切さ、重要さについて述べています。皆それぞれの経験からの発言ですので、まだまだ経験の少ない高校生である皆さんがこれらの言葉を聞いてすぐに納得するような感覚にはならないかもしれませんが、時間が大切なものであることは何となく理解できると思います。今回の夏休みを迎えるにあたって、少しでも時間の使い方を考え、皆さんそれぞれが、より充実した夏休みを過ごしてほしいと思っています。

 9月1日、二学期の始業式には、そろって皆さんの元気な顔が見られることを楽しみにしています。