校長メッセージ

校長先生の部屋へようこそ!

2学期始業式講話

 皆さん、おはようございます。緊急事態宣言が発令されている中での2学期の開始となり、県からの指示により分散登校のため、概ね半分ずつの生徒に登校してもらっての始まりとなりました。現在は、デルタ株という感染力が強いと言われる新型コロナウイルスのために、全国的に非常に厳しい感染状況が続いています。とくに、首都圏や沖縄をはじめ日本各地で医療体制に影響が出ています。若い人にも感染しやすいということなので、皆さんにもより気を付けて生活してほしいと思います。ここのところ、多少感染者数が減ってきている様子もありますが、夏休みに入るころの感染者数までには全く減っていない状況です。このような状況から今日からの学校での生活についても、今まで協力をお願いしてきたマスクの着用や手指消毒、食事の際に会話をしない、体調が悪いときや家族に体調不良者がいるときには登校を控える、などの感染症防止対策について、これまで以上にしっかり守ってほしいと思います。それから、埼玉県には今年の1月からほとんどの期間で緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が適用されていますので、適用されていることが当たり前と思って行動をする必要があります。皆さん一人一人ができるだけ感染しないようにするためにも、そういったことを頭において日常の生活を送ってほしいと思います。マスクをしていたかどうかが、感染するかしないかを分ける、濃厚接触者になるかならないかを分けるような状況もあります。感染者が複数出れば学級閉鎖や学校閉鎖などもあり得ますので、皆さんの協力をお願いします。 

 さて、今日から2学期が始まりました。始まったとはいえ、しばらくは分散登校となりますので、学校に来る時間が不規則になってしまいます。生活のリズムをつくるためにも、学校に来ない時間もいつもどおり起床して家庭学習をするようにしてください。いつもどおりの学校生活とはいかない大変な状況ではありますが、少しでも前向きな気持ちで過ごしていってもらいたいと思います。前向きな気持ちで過ごしていくことは、いろいろな場面で皆さん自身の生活にいい影響を与えるはずですし、皆さんが社会人になったときにはもっと必要なことになるはずです。例えば、学校の授業や家庭学習では、前向きな気持ちで授業を受ける、勉強するように心がけましょう。科目によっては、苦手意識があって授業や勉強に集中できないようなこともあるかもしれません。つまらない、いやだな、というような気持ちのまま授業を受けたりすることは、脳にストレスがかかってしまい、脳の働きが悪くなってしまうようです。それでは、せっかく勉強をしていても勉強の効果が得られないことになってしまいます。授業を受ける、勉強をすることは、皆さんにとっては避けて通れません。時間の大切さについては1学期の終業式のときに話をしましたが、この授業や勉強の時間を少しでも有効に使って、その時間に少しでも効果が得られればそれに越したことはありません。そのためにも、前向きな気持ちで授業を受け、家庭学習をしていくことが大切なことだと思います。私自身もときには、仕事に対して前向きになれないときがあります。そういうときこそ、気持ちを何とか振り絞って一番取りかかりにくい仕事や一番嫌な仕事を先にやってしまうようにしています。そういう仕事がある程度片付くと、それなりに気持ちが軽くなるものです。私は、長年の経験から自分に対する対処法を見つけてきたつもりですが、皆さんはまだ、どうすれば気持ちを前向きにすることができるか、という方法がなかなか見つからないかもしれません。それでは、どうすれば気持ちを前向きにすることができるのでしょうか。一つには考え方を少し変えてみるということが有効かもしれません。何かやらなければならないことがあったとき、「どうせ無理だ」「できるわけがない」などと考えてしまうことは意外と多いことと思います。そういうときこそ、「どうすればできるかな」「少しでもできることはあるかな」と考え方を変えることによって前向きな方向に行動が変わってくるはずです。嫌なことに対しても「やりたくないな」と思っているより、「とにかくやってしまおう」と考えることによって物事が少しずつ前に進むはずです。このように考え方を変えることが前向きな気持ちになっていくということなのだと思います。意識して前向きに考えるような機会を増やしていくことによって、だんだんとそういう風に考えることが自然にできるようになってくると思います。そうすれば、皆さんにとって難しいことに対しても、できることが少しずつ増えていくはずです。 

 2学期は、勉強だけでなく文化祭や体育祭などの学校行事があります。部活動がある生徒にとっては、さらに忙しい時期になるかもしれません。勉強だけでなく、皆さんがなすべきことはたくさんあります。これらさまざまなことに対して前向きな気持ちで学校生活を送っていくことが、皆さんを大きく成長させることになると思います。また、この時期の過ごし方で皆さんに身に付く力が変わってくるのだと思います。先ほども言いましたが、2学期が始まりました。じゃあ来週から、明日からと先延ばしにせず、今日、いや今から少しでも前向きな気持ちで過ごしてみてはどうでしょうか。皆さん一人一人にとって、充実した2学期になることを期待しています。

第1学期終業式講話

 皆さん、おはようございます。

 はじめに、新型コロナウイルス感染症についてお話します。

 新型コロナウイルス感染症については、まだまだ収まる気配が見られません。東京は、4度目の緊急事態宣言となりました。所沢市も今日から再びまん延防止等重点措置が適用になりました。今回は、8月22日までとなっていますが、これまでの様子を見ていますとどうなるかわかりませんので、皆さんも十分気を付けて生活するようにしてください。変異株のウイルスが広がっており、若い人にも感染しやすいと言われています。明日から夏休みになりますが、1,2年生は主に部活動中心の生活、3年生は進路に向けた生活になると思います。陽性者になったり、濃厚接触者になったりすると関係する部活動が活動停止になったり、進路に向けた活動ができなくなったりしてしまいます。長い期間外に出られない生活をしなければなりませんので、うつらない、うつさないことを意識した生活をすることが重要です。もし、陽性者になったり、濃厚接触者になったりした場合や、感染について心配なことあった場合は、遠慮なく学校に連絡することもお願いします。また、陽性者や濃厚接触者が出た場合、その人たちに対して、詮索したり、誹謗中傷したり、SNSに載せたりするようなことは人権の侵害に当たりますので、そういうことは許されないことも頭に入れておいてください。 

 さて、早いもので、1学期が最終日となりました。皆さんにとって、どのような1学期だったでしょうか。よく頑張った、それなりに何とかやれたと思う人は、2学期になってその調子が持続できるように、夏休みも勉強や部活動など自分のやるべきことに引き続き頑張りましょう。頑張れたところもあるけど頑張り切れなかったところもあるなど少し後悔のある人は、後悔した部分について、勉強なり、部活動なり、その後悔したところを取り返すよう夏休みに取り組みましょう。あれもこれも頑張れなかったという後悔ばかりの人は、夏休みにやるべきことを整理して、今後の生活の立て直しを考え、その上でこの夏休みに少しでも取り返しましょう。すでに、今年度の3分の1が終わったということを頭に入れておいてください。明日からの夏休みは40日間あります。非常に長い時間ですが、始まればあっという間に過ぎていきます。この時間をどのように使ったか、このことが今年度の残りの過ごし方に大きく影響を及ぼしますので、そのつもりで夏休みを迎えてください。少しでも時間を無駄にしないよう過ごしてください。先日、私が努力について話をしましたが、この夏休みはその努力をするときの一つだと思います。

 今時間について触れましたが、時間について少しお話しします。時間は大切、時間を守る、など時間の重要性については、いつも言われていることと思います。では、なぜ時間は大切だったり、守らなければならなかったりするものなのでしょうか。皆さんは、時間について考えたことはありますでしょうか。これまでにも、たくさんの人が時間の大切さについて語っています。例えば、ホンダの創業者本田宗一郎さんは、「時間だけは神様が平等に与えて下さった。これをいかに有効に使うかはその人の才覚であって、うまく利用した人がこの世の中の成功者なんだ」と言っています。サッカーの本田圭佑選手は、「人生24時間の1日の中で余った時間は他にもあるわけですよ。それを他の奴が休んでいる間に走ることに着手すれば、プラスαこのちょっと伸びたら凄いことになる」と言っています。聖路加国際病院の医師で2017年に104歳で亡くなった日野原重明さんという方がいらっしゃいますが、この方は、長年に渡る全国での講演活動や多くの著作を通じ、医師としての立場・医療という領域を超え、いのちの大切さ、平和の尊さなどを、日本の子どもたちに訴えていた人です。この人は、「命はなぜ目に見えないか それは命とは君たちが持っている時間だからなんだよ 死んでしまったら自分で使える時間もなくなってしまう どうか一度しかない自分の時間、命をどのように使うかしっかり考えながら生きていってほしい さらに言えば、その命を今度は自分以外の何かのために使うことを学んでほしい」と言っています。

 このように、社会で活躍した人、している人がその人なりに時間の大切さ、重要さについて述べています。皆それぞれの経験からの発言ですので、まだまだ経験の少ない高校生である皆さんがこれらの言葉を聞いてすぐに納得するような感覚にはならないかもしれませんが、時間が大切なものであることは何となく理解できると思います。今回の夏休みを迎えるにあたって、少しでも時間の使い方を考え、皆さんそれぞれが、より充実した夏休みを過ごしてほしいと思っています。

 9月1日、二学期の始業式には、そろって皆さんの元気な顔が見られることを楽しみにしています。

6月2日(水)全校集会講話

 みなさん、おはようございます。ついこの間、中間考査が終わりました。それぞれの学年で初めての定期考査でしたがどうだったでしょうか。中間考査が終わったところでほっとするだけでなく、本校HPの所商ブログにも書いてありましたが、苦手なところをそのままにしないでできなかったところを復習するなど、少しでも振り返っておくことが今後のために大事なことだと思います。

 新型コロナウイルス感染症防止対策については、所沢市にも「まん延防止等重点措置」が適用され、さらに6月20日まで延長されたことなどに伴い、引き続き登校時間の繰り下げや部活動の制限など生徒の皆さんにも協力してもらっています。ありがとうございます。まだまだ感染者が減らない状況が続いていますので、気を緩めることのないようにしてください。これまでも気を緩めるとすぐに感染者が増えてくるという状況が何度も繰り返されています。いろいろと不便なこともあるかと思いますが、変異して感染力が強くなったと言われるウイルスが広がっている状況もありますので、部活動がさらにできなくなったり、学校が休校になったりしないよう、感染防止対策に協力をお願いします。 

 さて、今日は、「努力」について話をします。今度の東京オリンピック出場を決めた水泳の「池江璃花子」選手のことは分かりますでしょうか。池江選手は、5年前の2016年、16歳でリオデジャネイロオリンピックに出場して、100mバタフライで5位入賞を果たすなど活躍した選手です。その後も日本選手権やアジア大会などに出場し活躍をしていましたが、2年前の2019年2月に白血病と診断され、治療に専念することになりました。その後、抗がん剤治療などの厳しい治療を受けて、髪の毛が抜けたり、体重が15kgも減ったりという大変な闘病生活を過ごしました。その後、その年の2019年12月に退院し、そのときは今から3年後の「パリオリンピックに出場して、これはメダル獲得という目標でがんばっていきたい」と言っていましたが、昨年2020年の3月にプールでの練習を再開し、その年の8月に実戦復帰を果たしました。パリオリンピックを第一目標として取り組んできたとのことでしたが、この間の4月にこの夏の日本開催の東京オリンピックに出られることになったことはご存じのとおりです。

 このとき池江選手が「努力は必ず報われる」と話した場面がテレビで何度も報道されました。これは3年ぶりに出場した日本選手権の100mバタフライで優勝した後のインタビューのときの発言です。ある新聞で一問一答が掲載されていて、この発言がされたところをよく見てみると次のようです。優勝したことについて聞かれて池江選手は、「まさか100mで優勝できるとは思っていなかった。5年前の五輪選考会よりもずっと自信もなかったし、自分が勝てるのはずっと先のことだと思っていた。勝つための練習もしっかりやってきたし、最後は『ただいま』という気持ちで入場してきた。つらくてしんどくても、努力は必ず報われるんだなと思った」と話したようです。私は、この台詞から池江選手が相当つらい闘病生活をくぐり抜けて、やっと練習を始められて、やはり相当つらい練習に人一倍取り組んできた、という気持ちがよく表れているな、と感じました。それほどの努力があったからこそ、結果的に東京オリンピックへの出場を決められたのだろうと思いました。

 われわれは、誰しもどこかでここぞという努力をしないとならないときが必ず何度かあります。そのときにどれだけ努力をしたか、恐らくその努力をした分だけ報われる可能性があるのではないかと思っています。しかし、努力すれば必ず希望のとおりに報われるとは限らないところが難しいところでもあるのですが、努力をしなければ絶対に報われることはないのです。この話を皆さんにするにあたって私自身について振り返ってみると、私のこれまでの努力が報われたかどうかを考えたとき、いろいろと考えてしまいます。私がした努力は希望を叶えるところまでそれだけの努力をしたのかどうか反省するところがたくさんあったように思っているからです。

 皆さんが、何に対していつどれだけ努力しているのかは分かりませんが、高校生という時期はそれなりに努力が必要なときがいくつもあるのではないでしょうか。皆さんがその機会を逃さないで努力をすることは、今後の皆さんの人生を左右するに違いありません。高校の三年間はあっという間に過ぎます。三年生はもう残り10か月もありません。将来、少しでも後悔しないためにも、今後の貴重な時間を無駄にしないよう考えながら過ごしてほしいと思っています。以上です。

令和3年度入学式式辞

 新緑が輝きを増し、春の香りが満ち溢れるすがすがしい今日の佳き日に、保護者の皆様の御臨席を賜り、ここに埼玉県立所沢商業高等学校第53回入学式を挙行できますことは、本校にとりまして、この上ない喜びと深く感謝申し上げます。

 ただいま、本校への入学を許可いたしました211名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんは、自らの意思でこの所沢商業高等学校を選択し、本日、晴れて本校に入学することになりました。教職員一同、皆さんを心から歓迎し、お祝いを申し上げます。本校は、昭和44年に開校され、三年前に創立五十周年を迎えた伝統ある高校です。また、学校の名前にあるとおり、商業教育に重点を置いて取り組む高校です。そのことを念頭において、自らの意思でこの学校の門をくぐってきたということを忘れずに充実した高校生活を送れるよう努力してほしいと思います。

 保護者の皆様、お子様の御入学、誠におめでとうございます。これまで、お子様を育ててこられました皆様の御尽力に敬意を表します。本日、お子様の晴れ姿を御覧になり、頼もしく感じられたことと思います。心からお祝いとお喜びを申し上げます。また、御臨席に際しまして、新型コロナウイルス感染症防止対策に御協力をいただきましたことに、お礼申し上げます。

 さて、新入生のみなさん、いよいよ今日から三年間の高校生活が始まります。今、皆さんが抱いている高校生活に対する新鮮な気持ちをいつまでも忘れないであらゆることに取り組んでいってほしいと思います。そこで、私から二つお話しします。

 一つ目は、「基礎学力と専門性をしっかり身に付ける」ことです。本校は、商業教育を担う専門高校ですので、職業人として必要とされる力を身に付けた人材、つまり将来のスペシャリストの育成という目的があります。そのためには、まずは基礎学力をしっかりと身に付けることが必要です。専門高校といっても国語や数学、英語など、いわゆる普通の教科の学習もあります。これをおろそかにしては、専門教科を学習してもしっかりと身に付かなくなってしまいます。普通教科を土台として、その上に専門性を積み重ねていくのだと考えてください。将来のスペシャリストになるためには、本校で学ぶ内容はどれも必要なものばかりですので、それらをしっかりと学び、本校で職業人としての基礎を身に付け、社会で活躍できる人材になってほしいと思います。

 二つ目は、「人間性を高める」ことです。人間性が豊かな人とは、他の人への気遣いができ、思いやりがあるような人で、周囲との人間関係がうまくつくれます。そうではなく、他の人への気遣いができなかったり、自己中心的だったりすると周囲の人たちとの人間関係がうまくつくれないことは分かると思います。人間性を高めるためには、どうしたらよいでしょうか。学習はもちろんのこと、部活動や学校行事などにも前向きに参加していくことだと思います。それにより、自然と人間性が磨かれていきます。これまでの自分を振り返り、少しでも人間性を高めていくにはどうすればよいのか、考えて生活していってほしいと思います。また、SNSの使い方などにも十分注意し、人間性を高めることによって、新しい仲間たちと充実した生活を送れるようしていってください。人間性を高めることも職業人として必要な資質の一つであることは言うまでもありません。

 次に、保護者の皆様にお願い申し上げます。本校において、生徒一人一人が高校三年間を有意義に過ごし、進路実現を果たすために教職員一同力を尽くしてまいりますが、学校だけでお子様の健やかな成長を達成することは困難でございます。御家庭との連携、協力が必要なことは申し上げるまでもございません。御家庭と学校が両輪となり、お子様の成長を支援してまいりたいと存じますので、各御家庭におかれましても、本校の教育方針を御理解いただき、基本的な生活習慣の確立や家庭学習の定着などについて、御指導くださいますようお願いいたします。

 結びに、新入生の皆さん一人一人が充実した高校生活を送れるとともに、健やかに成長できますよう祈念し、式辞といたします。

                         令和3年4月8日 埼玉県立所沢商業高等学校長 木村郁文

令和3年度第1学期始業式講話

 みなさん、おはようございます。新年度を迎え、いよいよ一学期が始まりました。新3年生の皆さんは最上級生になりました。進路を決める年です。就職するにしても進学するにしてもしっかりと自分の進路を見極めて、ぜひともこの高校生活最後の一年間を悔いのないように過ごしてほしいと思います。新2年生の皆さんには後輩ができ、学校の中心となって活躍する年です。勉強はもちろんのこと部活動や学校行事など様々な活動を経験して、力を蓄え3年生への準備をしてほしいと思います。これまで、たくさんの卒業生を輩出してきた所沢商業高校の50年を超える伝統を受け継ぎ、誇りをもって精進していってもらえればと思います。

 さて、生徒の皆さんにとって、昨年度の一年間はどのような一年間だったでしょうか。新型コロナウイルス感染症防止対策により昨年の3月から急に臨時休校になったまま4月が始まりました。生徒の皆さんはもちろんのこと、先生方も戸惑いながら様々な対応にあたってきました。普段からマスクを着用することやアルコール消毒が当たり前になり、食事をするときは会話を控えなければならなかったり、外出を控えなければならなかったり、ソーシャルディスタンスで隣の人との距離をとるようになったり、大勢での集まりがしにくくなったり日常の生活の仕方の急激な変更を余儀なくされました。常識が変わったのです。10年前の震災の時にもとんでもないことが起きたと思いましたが、今度は社会の常識が変わるほどの変化が、生活の仕方を変えなければならないほどの変化が社会に起きたのです。

 では、なぜ新型コロナウイルス感染症に対してどうしてこのような対応をしなければならないのでしょうか。改めて確認しますと、それは、今のところ予防ができないからだと言われています。どういうことかと言うと、一番の問題は、感染したにもかかわらず、いわゆる無症状の期間があることと、感染力の時期の問題ということのようです。通常、新型コロナウイルス感染症は、感染してから4~6日で発症することが多いようですが、無症状のままの人もいます。問題なのはいつから感染力があるかです。この感染症は、インフルエンザなどとは異なり、発症する2日前から人にうつす可能性があるそうです。また、無症状の人からも感染するようですので、防ぎようがないということです。そのため、すべての人が新型コロナウイルス感染者と考え、対応しなければいけないということです。さらに、重症化する場合があることや、インフルエンザなどと比べ致死率が高いこともあるようです。このように対策が取りにくいことから、生活様式を変えなければならないような様々な対応をするようになったのです。

 皆さんは、今起こっているこのような社会の変化に対応できていますでしょうか。また、withコロナとも言われていますが、この先、どのような社会になっていくと考えますか。あるいは、どのような社会にしていかなければならないと考えますか。皆さんは、近い将来社会に出て、これからの社会をつくっていく人たちです。今身の周りに起こっていること、このことをよく考えながら自分たちの進路についても考えていってほしいと思います。また、この先さらに思いつかないような出来事が起こるかもしれません。それでも、たくましく生きていける強さ、柔軟に対応できる柔軟さ、を身に付けていってほしいと思います。そのためには何をしなければならないのでしょうか。何か特別なことをしなければならない、ということではありません。普段からの学校の勉強、部活動、学校行事など、今、しなければならない当たり前のことにどれだけ真剣に取り組むか、結局そういうことが人間をつくっていく、人間を成長させていく基本であると考えます。何か特別なことができなければそういう人間になれないということは全くありません。

 まもなく授業が始まります。まずは、新学期を迎えたということで、気持ちも新たに勉強に向かうところから学校生活に取り組んでいってください。皆さんの元気な姿が見られることを期待しています。

0 3 4 5 6 1